
こもじのあーるくん、業務の自動化は活用しているかい?

ExcelマクロやPowerAutomateを使うのですよね。

そうそう。
自動化は単純作業に要する時間を減らしたり、人の目を介在させないことで
ミスを防ぐことにも役立つからね。

分かってはいるのですが、勉強するのが面倒で・・

バイブコーディングで生成AIに任せちゃおう

バイブコーディング?!それってプログラミングの世界の言葉ではないですか?
非エンジニアもバイブコーディングを知らないと損!
「勉強が苦手」は強みになる
「勉強が苦手」
実は、それが今の時代では大きなアドバンテージになります。
なぜでしょうか?
答えは簡単です。
あなたが持つ「面倒くさい作業は、できるだけ楽に終わらせたい」という気持ち。
これこそが、自動化の原動力だからです。
考えてみてください:
- 長時間かけてコーディングやマクロを学ぶ
- 生成AIの力を借りて効率化を模索する
どちらが建設的でしょうか?
勉強が苦手だからこそ、新しいテクノロジーを最大限に活用できる。
これが、これからの時代の「賢く働く」スタイルなのです。
「バイブコーディング」とは何か?
バイブコーディング = 「フィーリング(Vibe)でコーディング(Coding)する」
「バイブス上げてこ~!!」
の”バイブ”です。(筆者は言ったことがありません笑)
生成AIにおおまかなイメージを伝えることで、コードを作成する新しい手法です。
「バイブコーディング」があなたの仕事をどう変えるか
これまでの常識:作業の自動化 = 専門知識が必要
バイブコーディングは、この常識を根底から覆します。
あなたに必要なのは
❌ 完璧な文法や知識
✅ 「何をしたいか」を明確にすること
具体的には
- 作業の目的を整理する
- 順序立てて生成AIに伝える
- アイデアがすぐに形になる
得られる時間は
- 勉強にかかっていた時間 → 創造的な仕事
- 暗記に使っていた時間 → 本当にやりたかったこと
これは単なる効率化ではありません。
あなたの働き方そのものを変える可能性を秘めています。
非エンジニア ”こそ” 使う理由
バイブコーディングは、プログラミング業界で浸透するにはもう少し時間がかかると考えられます。
デバッグや保守作業が容易でない
責任の所在が曖昧になる
セキュリティリスクがある
しかし、あなたの業務をマクロなどで自動化するだけであれば、上記のリスクは完全に無視できます。
非エンジニアこそ、”バイブコーダー”になるべきなのです。

まさに、ローリスクハイリターンですね!
バイブコーディングはどこで使える?
前述の通り、「バイブコーディング」は本来プログラミング言語を想定した言葉です。
ですが、バイブコーディングが真価を発揮するのは、むしろ日常業務でよく使う身近なツールです。
特別な開発環境を整える必要もありませんし、専門知識もほとんどいりません。
すでにあなたが使っているPCやソフトで、生成AIの力を借りて効率化を進められます。
具体例1:Powershell
PowerShellって聞いたことありますか?
実は、あなたのWindowsパソコンに最初から入っている強力なツールなんです。
こんなことが自動化できます
- ファイルの移動や名前変更
- 特定ファイルの検索
- フォルダの整理
- テキストファイルやExcelを操ることも可能!
実例:請求書の自動仕分け
従来の方法:
毎月、請求書を手作業で日付ごとのフォルダに移動…
バイブコーディング:
生成AIに伝えるだけ!
「〇〇フォルダにある請求書ファイルを、発行日ごとにフォルダ分けしてほしい」
→ PowerShellコマンドが完成!
大量の画像ファイルの名前変更も一瞬で終わらせることができます。
具体例2:Excelマクロ
Excel、毎日使ってますよね?
でも、複雑な関数やVBAを覚える必要はありません。
実例:請求書データの自動処理
- 各ファイルを手動で開いて内容確認
- 顧客名、金額、支払期日を手入力でコピー
- 会計システム用の列に合わせて整形 支
- 払期日をチェックして優先度を手動設定
- 重複データがないか目視確認
- 最終チェックとファイル保存…
バイブコーディングなら
やりたいことを言葉で伝えるだけ!
→ 意図に沿ったマクロコードが生成されます
手作業でのコピペ
集計ミス
関数の暗記
効率的で正確な作業
具体例3:Power Automate
Power Automateなら、アプリ同士を自動で連携できます。
仕組み
トリガー(きっかけ) → 自動実行
実例:メール処理の自動化
従来の方法:
- 新しいメールをチェック
- 添付ファイルを手動でダウンロード
- OneDriveに保存
- 関係者にTeamsで連絡
バイブコーディング:
生成AIに伝えるだけ!
「Gmailに特定の件名のメールが届いたら、添付ファイルをDropboxに保存して、teamsに通知してほしい」
具体的な手順まで教えてくれます!
いずれも環境によっては使えない場合もありますので、そこは注意です!

「面倒・単純・凡ミスが発生しやすい」は、自動化のキーワード!
私の体験談:生成AIで業務を効率化
作業時間2時間→5分に短縮!Powershellで単純作業とミスを大幅削減
私のチームには「資材確認」という地味ですが重要な作業がありました。
どんな作業?
Excelの手順書に記載された資材と、実際に存在する資材が一致しているかを目視で確認
所要時間: 1回あたり約30分
頻度: ほぼ毎日
担当者の声: 「目が疲れるし、見落としが怖い…」
バイブコーディングで解決!
生成AIに相談してみました:
私: 「Excelファイルのリストと、実際のフォルダにあるファイルを比較して、一致しないものを教えてくれるPowerShellスクリプトを作って」
結果: 30分の作業が 数秒 で完了!
さらなる応用:レビュー作業も激変
このスクリプトは他の業務にも使えることが判明しました。
他の課題
テキストファイルで取得する作業の証跡を、Excelの手順書と比較してレビューする業務
従来の所要時間: 平均2時間
作業内容: 手作業での照合とチェック
スクリプトを応用した結果
新しい所要時間: わずか5分以内
2時間 → 5分 という劇的な時間短縮を実現!
自分だけじゃない。生成AIで身近な人の仕事も楽にできる
バイブコーディングは、あなただけでなく周りの人も助けられます。
実例:食品業界の品質管理
相談内容:
友人の職場(食品業界)での悩みを聞きました。
従来の課題
- 食材ごとに異なる検査日をExcelで管理
- 毎日どの食材を検査すべきか探すのに時間がかかる
- 見落としのリスクが常にある
- 担当者が「面倒で仕方ない」と困っていた
バイブコーディングでマクロを作成した結果
ボタン1クリック で当日の検査対象が一覧表示
見落としリスクがゼロに
毎日の作業時間を大幅短縮
担当者のストレスも解消
私のPowershellとマクロの知識はほとんど0に等しいです。
しかしそれでも、生成AIを用いることで自動化することができました。

もちろん、いきなり一発で自動化ができる訳ではない。
次の章ではバイブコーディングのコツを伝えていくよ!
成功の秘訣は「スモールスタート」
これまでバイブコーディングがどこで使えるのか、私の例も含めてお伝えしました。
でも、正直に言います。
1度のやり取りであっという間に自動化できるわけではありません。
成功の鍵は「スモールスタート」
バイブコーディングで大きな成果を得るには、「スモールスタート」が何よりも大切です。
スモールスタートとは?
- 最初から完璧な自動化を目指さない
- まずは小さな成功を積み重ねる
- 段階的にレベルアップしていく
IT業界でいう「アジャイル開発」に似た考え方です。
なぜ、いきなり完璧な指示は出せないのか
多くの人がやってしまう失敗があります。
よくある失敗パターン
・生成AIに一度で完璧な答えを求める
・複雑で長い指示を出してしまう
・「全部まとめて自動化して」と丸投げ
複雑で長い指示には、どうしても 曖昧な部分 が含まれてしまいます。
- 「何をしたいか」を正確に整理する
- 順序立てて生成AIに伝える
- 「どのような処理が必要か」を論理的に考える
これらは、慣れていないと簡単にはできません。
だからこそ、小さな目標から始めることが成功への近道なのです。
私の体験談を例に出すと・・
以下のように、少しずつ処理に落とし込むことで進めていきました。
- 「フォルダ内のファイル名をテキストに出力する処理」を生成AIに作成してもらう。
- 「テキスト内の文字がExcelに含まれているか確認する処理」を作成してもらう。
- 「両者を比較して結果を出力する処理」を付け加える。
- ・・・
このように、小さな処理を少しずつ組み立てて組み合わせていくことで、最終的に資材確認を自動化するPowershellスクリプトが完成しました。
簡単な自動化から始める3つのステップ
1,小さな目標を設定する
まずは単一の作業に絞りましょう:
- ファイル名を変更する
- 特定のセルを塗りつぶす
- フォルダを整理する
完璧な自動化ではなく…
「こんなことができたら少し楽になるな」というレベルで十分です!
2,生成AIに簡単な処理を作成させる
目標が定まったら、それを生成AIに簡潔に伝えます。
例:
「PowerShellで、フォルダ内のすべてのExcelファイルの名前を〇〇_日付に変更するスクリプトを書いて」
ポイント:
- 1つの機能に集中
- 具体的に
- 簡潔に
3,成功体験を積み重ね、徐々に難易度を上げる
一つ小さな自動化が成功したら、次は少しだけ難しいことに挑戦します。
例:
「変更したファイル名をExcelシートに記録する」といった処理を追加
効果的なアプローチ:
- 簡単な処理を組み合わせる
- 一歩ずつレベルアップ

生成AIに伝えているうちに、自分の中の業務の解像度があがる。
という利点もある!
まとめ:今日から始める、あなたの新しい働き方
「プログラミングは難しい」
「勉強する時間がない」
そう感じているあなたにこそ、バイブコーディングを試してほしいんです。
必要なのは、たった2つだけ
1. 楽できないか?という気持ち
「自分の仕事をもっと楽にしたい」
この気持ちがあれば、それで十分です。
2. ちょっとした整理力
「何を自動化したいか」という目的を整理する論理的思考
完璧である必要はありません。「なんとなく」から始めて大丈夫!
もう諦める必要はありません
これまでの「当たり前」
❌ 「非エンジニアだから無理」
❌ 「勉強が苦手だから諦める」
❌ 「難しい文法を暗記しないと」
❌ 「分厚い専門書を読まないと」
新しい「当たり前」
✅ 小さなことから生成AIに助けを求める
✅ 少しずつ成功体験を積み重ねる
✅ 一歩一歩、確実に前進する
今日から始めてみませんか?
身近なところから始められます:
- Excel での繰り返し作業
- PowerShell でのファイル整理
- 毎日の単純作業
生成AIをパートナーにした「バイブコーディング」
あなたも今日から始められます!
難しく考える必要はありません。「ちょっと楽になりたいな」という気持ちがあれば、それが第一歩です。

今日からあなたもバイブコーダー!